HTTPSはSEOに効果がある?最近よく聞くSSL化についても解説します!
投稿者:セールスマーケティング部
2018/06/14 10:11
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皆さん、こんにちはSEOチームの片岡です。
最近、HTTPS化やSSLといった言葉を耳にしませんか?
7月にChrome68がリリースを控え、全HTTPサイトに警告が表示されるため、様々な企業でHTTPS化やSSL化が導入されています。
Googleも、「Chrome」ブラウザでHTTPS暗号化を導入していないすべてのウェブサイトに「保護されていません」という表示がでるようになると明らかにしており、ユーザーの信頼を損ねる恐れがあります。
今回は、まだHTTPSに移行していないweb担当者やこれから導入予定の方に向けてHTTPSのメリットやデメリットを解説し、最後にSEOとの関わりについても見ていこうと思いますので、ぜひ最後までお読みください。
そもそもHTTPSとは?SSLを使った暗号通信
まだ、HTTPSについて知らない方もいると思いますので、HTTPSとは?というところから説明していきます。
HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)とは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)にセキュリティが加わったもので、WEBデータを転送する際に通信内容が暗号化されているということを表した通信ルールです。
具体的に言うと、ホームページのお問い合わせフォームから住所や電話番号などを送った際「http://」のサイトであればその通信内容が悪意のある第3者から抜き取られてしまうと何も暗号化していないため、個人情報が流出してしまいます。
そこで、HTTPS化し通信内容を暗号化することで、仮に情報を抜き取られたとしても暗号化しているため内容がわからなくなり個人情報の流出を防ぐことができるのが、HTTPS化です。
GoogleもHTTPS化を推奨しているため、HTTPS化していないサイトは警告表示すると公言しているのです。
HTTPSにするメリットやデメリットは?
このように、セキュリティの観点からHTTPSの大切さは理解していただけたと思います。
ユーザーの大切な情報を守るためにHTTPS化は必須だと考えていますが、
ここからは、HTTPS化することでどのようなメリット、デメリットがあるのか解説していきます。
メリット
セキュリティの強化
先程も申し上げましたが、サイトの盗聴や改ざんの防止、Free Wi-Fiからの接続の安全性確保できます。
SEOに有利
Googleも推奨しているため、決定要因の1つになっています。
ユーザーに信頼のあるサイトだとアピールできる
画像にもありますが、ホームページ上のURLの部分に鍵マークや「保護された通信」と出るので、ユーザーに安心感を与えることができます。
デメリット
導入にはお金がかかる。
SSLサーバ証明書、設置代行費用など、1サイトごとに証明書が1枚必要なので、
サイトが多いほど費用がかかります。大体30000円~100000円が相場です。
HTTPSとHTTPのサイトが2サイトになり管理が難しい
サイトが2つになるので、単純に管理業務が2倍になります。
また、Google Search Consoleの再登録が必要になり、リンク否認ファイルの再アップロードも必要です。
HTTPSに非対応のツールや広告が非表示になる。
そのためニコニコ動画はまだHTTPSに対応しておらず、アフィリエイトサイトも広告収入が減少した方もいるそうです。
ソーシャルボタンのカウントがリセットされる
記事コンテンツが多く、SNSからのいいね!を集めていたサイトはショックだと思います。
HTTPSにするとSEOにどれくらい効果はあるのか
こちらWeb担当者であれば気になるところではないでしょうか。
先程のメリットの所でも話しましたが、HTTPS化にすることでSEOに有利になります。
Googleは2014年に「HTTPS化しているかがSEOの判断基準になりますよ」と正式に発表しています。
では、どれくらいのSEOの効果があるのでしょうか。
先に結論から述べてしまうと、そこまでSEOの重要な要素ではないです。(笑)
Googleのウェブマスター向け公式ブログでも以下のように書いてあります・
このランキングの変更は、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。全体的に見ると、このシグナルは良質なコンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくありません。HTTPS は、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの 1 つです。
一応、2014年のブログですが、最近聞いたところによるとHTTPS化してないサイトよりもHTTPS化しているサイトの方がSEOに有利だというぐらいだそうです。(笑)
しかし、Chrome68やそれ以降の69、70といったリリースでHTTPS化していないサイトは警告が表示されるため、HTTPS化が当たり前になります。
HTTPS化していないことで、サイトのユーザーエクスペリエンスが悪く順位が下落する可能性は十分考えられます。
まとめ
今回は、HTTPSやSSLについて解説させていただきました。
まだ導入を検討していない企業様は、来月にはChrome68がリリースされる予定ですので、早急にHTTPS化を導入して信頼のあるサイトを作りましょう。
弊社でもSSL化のお手伝いをさせていただいておりますので、ぜひご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【編集担当:片岡】